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雷丸

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雷丸(らいがん)

サルノコシカケ科(Polyporaceae)ライガンOmphalia lapidescens Schroet.の菌核を乾燥したもの

【出典】 神農本草経 下品
【別名】
【成分】 駆虫の有効成分である proteinase (約3%)など
【効能】 殺虫
【薬理作用】 殺虫(主として条虫)
殺虫作用
【臨床応用】 条虫駆除の常用薬で、鈎虫にも効果がある。ただし回虫・鞭虫にはあまり効果がない。
条虫に用いる。豚肉条虫・牛肉条虫に効果がある。
鈎虫に用いる。
【性味】 味は苦・性は寒。小毒
【帰経】 胃・大腸経
【処方】
【用量】 粉末1日30~60gを2~3回に分けて砂糖水で服用
【使用上の注意】 有効成分が熱で破壊されやすいので、煎剤にしてはならない。粉末を水で服用する。
副作用はまれであるが、軽度の悪心がみられることがある。
大量のマグネシウムを含むので通便作用があり、一般に服用後は下剤を用いる必要がない。
【産地】 中国
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