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菊花

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菊花(きくか)

キクChrysanthemum morifolium Ramat.(キク科Compositae)及び各品種の頭花を乾したもの。栽培される中輪厚物咲きで、リョウリギクの白花または淡色のものが良く用いられる

【出典】 神農本草経 上品
【別名】 節華(セツカ)、甘菊花(カンキクカ)、杭菊花(コウキクカ)、白菊花(ビャクキクカ)、甘菊(カンギク)
【成分】 アデニン(adenine)、コリン(choline)、スタチドリン(stachydrine)、クリサンテミン、フラボノイド、精油ほかを含む
【効能】 消炎、利尿、降圧、解毒
【薬理作用】 疏散風熱・明目・清熱解毒・平肝陽
消炎・利尿
抗菌:in vitroで、杭菊花にはブドウ球菌・β溶血性レンサ球菌・赤痢菌D群・チフス菌などに対して抑制作用がある。また、in vitroで白菊花には菫白鮮菌など多種の皮膚真菌に抑制作用がある。
降圧:菊花には降圧作用がある。
【臨床応用】 風熱の表証の発熱・軽い悪風寒・咽痛などに用いる。火熱による目の充血、精血不足による視力減退・目のかすみに使う。内風のふらつき・めまいに使用する。
【性味】 味は甘・苦、性は微寒
【帰経】 肺・肝経
【処方】 杞菊地黄丸 釣藤散
【用量】 6~12g
【使用上の注意】
【産地】 中国、日本
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