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芡実

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芡実(けんじつ)

スイレン科 Nymphaeaceae ケツ Euryale ferox Salisb. の成熟種子の仁を乾燥したもの

【出典】 神農本草経
【別名】 ケツジツ
【成分】 タンパク質・脂肪・糖類・ビタミンB2・ビタミンCなど
【効能】 補脾祛湿、益腎固精
【薬理作用】 健脾止瀉・補腎固精・去湿止瀉
収斂・滋養・強壮の作用がある
【臨床応用】 収斂性強壮薬で、適応は蓮子と山薬に類似する。
補腎に用いる。
健脾に用いる。特に小児の脾虚による下痢に適している。
去湿に用いる。とくに湿熱によるやや黄色の白色帯下に効果がある。。
【性味】 味は甘・渋、性は平
【帰経】 脾・腎経
【処方】
【用量】 9~18g、大量で30g
【使用上の注意】 ケツジツの効果は確かではあるが、効果の発現が緩慢で、1ヶ月以上服用してはじめて効果があらわれることもある。
ケツジツと山薬はともに健脾の効能があるが、山薬は補益力がやや強く、ケツジツは固渋力がすぐれている。
ケツジツと蓮子を比較すると、ケツジツは補腎が主で、固渋することによって健脾するが、蓮子は清心が主で、益気することによって健脾する。
【産地】 中国、韓国
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