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桂皮

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桂皮(けいひ)

Cinnamomum cassia Blumeおよびその他クスノキ科(Lauraceae)同属植物の樹皮を乾燥したもので、産出地、調整法、品質によって種々の名称がある

【出典】 唐本草
【別名】 菌桂(キンケイ)、牡桂(ボケイ)、官桂(カンケイ)、板桂(バンケイ)、桂心(ケイシン)、桂枝尖(ケイシセン)、桂皮(ケイヒ)(局)カッシア
【成分】 桂皮アルデヒド(cinnamic aldehyde)、シンナミールアセテート(cinnamyl acetate)、その他を含む。
【効能】 発汗、解熱、鎮痛、健胃
【薬理作用】 製油には腸蠕動運動亢進作用があり駆風の効がある。 桂皮油の主成分で、動物実験を行うと、睡眠延長作用・体温効果作用・解熱作用、鎮静作用の緩和な中枢抑制作用が認められた。
【臨床応用】 健胃・駆風・矯味・発汗・解熱・鎮痛薬として、中枢神経系の興奮を鎮静し、水分代謝を調節し体表の毒を去りこれを和解する作用があるから、頭痛・発熱・のぼせ・感冒・身体疼痛などに応用する。
【性味】 味は辛・甘、性は温
【帰経】 心・肺・膀胱経
【処方】 安中散、胃苓湯、温経湯、黄耆建中湯、葛根湯、葛根湯加川きゅう辛夷、桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、桂枝茯苓丸、牛車腎気丸、五積散、五苓散、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、十全大補湯、小建中湯、小青竜湯、桃核承気湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、女神散、人参養栄湯、八味地黄丸、麻黄湯、よく苡仁湯、苓桂朮甘湯
【用量】 3~6g
【使用上の注意】
【産地】 中国、ベトナムほか
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