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牛黄

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牛黄(ごおう)

ウシBos taurus L.、var.domesticus Gmelin(ウシ科Bovidae)の胆嚢中に生じた結石を粉末にして乾燥したもの 。

【出典】 神農本草経
【別名】
【成分】 胆汁酸:Cholic acid, Deoxycholic acid, Chenodeoxycholic acidなど、胆汁色素:Bilirubin, Biliverdinなど、その他:Cholesterol, Lecithin, 脂肪酸,アミノ酸,Vitamin D, ペプタイド,Ca塩など。
【効能】 強心、鎮静、鎮痙
【薬理作用】 開窮化痰・清熱解毒・定驚
鎮静作用・強心作用・造血作用
【臨床応用】 感染性疾患の敗血症期で、高熱・意識障害・煩躁・痙攣発作などの神経系の症状があるときに、牛黄の鎮静・強心作用を利用する。古人はこの作用を清心・定驚といっている。
慢性肝炎で、肝機能が悪く・血清トランスアミナーゼ値が下降しないときに、牛黄清心丸を毎日1~2回1丸ずつ服用すると、トランスアミナーゼが下降し肝機能も改善する。
脳卒中による意識障害で痰が多いとき、肺感染症で咳嗽し痰が多いときなどに用いる。痰の分泌を顕著に減少し、去痰する。
【性味】 味は苦、性は涼。小毒
【帰経】 心・肝経
【処方】
【用量】 150mg~1000mg。丸・散剤に入れ、煎剤には入れない。外用には適量を使用する
【使用上の注意】 安宮牛黄丸・紫雪丹・至宝丹は、いずれも高熱・意識障害・痙攣発作・筋肉攣縮に効果がある。この中では安宮牛黄丸が最も涼性で、次いで紫雪丹・至宝丹の順である。
安宮牛黄丸は、感染性疾患で顕著な熱痰・意識もうろう状態に用い、強い解毒・去痰作用をもっている。
紫雪丹は、高熱・筋攣縮・意識障害・煩躁などの熱閉に用い、その清熱鎮痙の効能を利用する。
至宝丹は、熱痰による閉証で、高度の意識障害のある脳血管障害に使用し、その辛香開竅の力を利用する。
必要に応じて3者を互いに代用してもよい。
麝香との比較:牛黄の開竅の効果は麝香より弱いが、清熱解毒の効能を持っているのが特徴である。発熱性疾患の意識障害には、牛黄と麝香を同時に用いる。
牛黄は清熱解毒の力が強く、黄連・黄ゴン・連翹などよりも優れているといわれている。それゆえ、牛黄を清熱解毒薬と考えてもよい。
【産地】 オーストラリア、アメリカ、インドなど
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