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百合

生薬情報目次

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百合(びゃくごう)

ユリ属(Lilium)植物の鱗茎の鱗片を乾燥したもの。中国産はハカタユリLilium brownii F.E. Brown var. colchesteri Wilsonその他数種、日本産はヤマユリLilium aurantum Lindl.ササユリL. japonicum Thunb.その他をこれにあてるが、実際には食用、鑑賞用として栽培されるものを用いる

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 白百合(ハクビャクゴウ)、蒜腦薯(サンノウショ)
【成分】 でんぷん、蛋白質、脂肪、微量のアルカロイドを含む
【効能】 滋養強壮、鎮咳、去痰、利尿
【薬理作用】 潤肺止咳・寧心安神
利尿・鎮咳・鎮静の作用がある。
【臨床応用】 乾咳・慢性咳嗽に用いる。また肺熱の回復期で、余熱があって咳嗽するときに、百合で清熱鎮咳を補助する。肺陰虚の喀血には、補陰薬と清熱涼血薬を配合する。
清心安神(心火をさまし精神の安定をはかること)に用いる。発熱性疾患の回復期で余熱(炎症)が残っていて、動悸・煩躁・症状が夜間に増悪する・尿が濃いなどの症状があるとき、百合の利尿・清熱・鎮静作用を利用する。
【性味】 味は甘・苦、性は微寒で潤
【帰経】 心・肺経
【処方】
【用量】 9~30g。少量では無効である
【使用上の注意】
【産地】 中国、日本
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