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百部根

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百部根(びゃくぶこん)

ビャクブ科(Stemonaceae)のビャクブStemona japonica Miq.、タチビャクブS. sessilifolia Franch. et. Sav及びタマビャクブS. tuberosa Lour.の肥厚した塊根を乾燥したもの

【出典】 名医別録 中品
【別名】
【成分】 アルカロイドのstemonine、stemonidineなど
【効能】 鎮咳、駆虫、抗菌
【薬理作用】 止咳・殺虫
抗結核作用・鎮咳作用・殺虫作用・抗菌作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用
【臨床応用】 古人は“百部は慢性・急性の種々の咳嗽に使用でき、とくに慢性咳嗽に適しているが、肺熱による急性の咳嗽や痰をともなう呼吸困難にも用いてよい”としている。現在は以下の場合によく用いる。
肺結核に、他の抗結核薬の補助として使用する。
百日咳に使用する。
蟯虫症に使用する。百部の煎液を夜間に持続的に注腸する(1回約5~6サジ、2~4日間)と、内服薬の駆虫効果を強める。
シラミの殺虫と止痒に外用する。百部粉(酒炒)あるいはその煎液を局部に塗布する。
【性味】 味は甘・苦、性は微温
【帰経】 肺経
【処方】
【用量】 内服は6~18g。肺結核にはやや多く使用する。外用は適量。
【使用上の注意】
【産地】 中国
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