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白薇

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白薇(びゃくび)

フナバラソウCynanchum atratum Beg.(ガガイモ科Asclepiadaceae)またはその他の同属植物の根を乾燥したもの

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 小白薇(ショウビャクビ)、白藤(ビャクトウ)
【成分】 キナンコール(cynanchol)その他を含む
【効能】 解熱、消炎、利尿、強壮
【薬理作用】 清熱涼血
解熱・利尿作用がある。cynanchol には強心配糖体様の作用がある。
【臨床応用】 婦人科によく用いる。
産後の衰弱で、発熱・発汗過多・頭がふらつくなどの症状をともなうときに、他の滋陰薬を配合して用いる。
温熱病の後期で、午後になるとあまり高くない熱がでる(潮熱)のときに用いる。
出産前後の尿失禁に用いる。利尿作用があるので、尿が濃く・排尿痛があるときに用いてもよい。
(附)白薇と銀柴胡・地骨皮・青蒿の比較:すべて虚熱をさますもので、よく一緒に使用する。白薇・青蒿は清熱して発散するが、銀柴胡・地骨皮は血熱をさますが発散しない。白薇・地骨皮は肺熱をさますので熱咳に効果があるが、銀柴胡・青蒿にはこの効能はない。白薇には利尿作用があるのが特徴である。
【性味】 味は苦・鹹、性は寒
【帰経】 肝・胃経
【処方】
【用量】 3~9g
【使用上の注意】
【産地】 中国
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