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茅根

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茅根(ぼうこん)

チガヤImperata cylindrica Beauvois var. koenigii Durand et Schinz(イネ科Gramineae)の根茎を乾燥したもの。茅花はその花穂である。

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 白茅根(ハクボウコン)
【成分】 庶糖を多量に含むほかglucose、fructose、トリテルペノイドのcylindrin、arundoin、fernenol、simiarenol、isoarborinol、無機成分としてカリウム塩を含む
【効能】 消炎、利尿、浄血、止血
【薬理作用】 清熱生津・涼血止血
利尿作用・止血作用
【臨床応用】 利水消腫・去風止痛

熱証の喀血・鼻出血・血尿に用いる。ただし、単独では効果が弱い。
急性腎炎に茅根の利尿消腫作用を利用する。
温熱病の煩渇には芦根とともに、悪心嘔吐には葛根とともに用いる。
このほか、黄疸・浮腫に対しては、茅根を豚肉とともに煮るか、赤小豆とともに煎じて服用すると効果がある。茅根の煎湯を茶のかわりに飲用すると、清熱利尿する。
【性味】 味は甘、性は寒
【帰経】 肺・胃経
【処方】
【用量】 茅根は12~30g、茅花は3~9g。
【使用上の注意】
【産地】 日本各地、中国
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