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防已

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防已(ぼうい)

オオツヅラフジSinomenium acutum Rehder et Wilson(ツヅラフジ科Menispermaceae)のつる性の茎および根茎(日局正品)

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 防己(ボウキ)、清風藤(セイフウトウ)
【成分】 アルカロイドはシノメニン(sinomenine)を主成分とし、その他disinomenine、isosinomenine、ほかを含む
【効能】 消炎、利尿、鎮痛
【薬理作用】 去風利湿・清熱
鎮痛・利尿作用がある。
【臨床応用】 利水消腫・去風止痛
水腫に脈浮・身体が重い・呼吸促迫あるいは呼吸困難をともなうときに用いる。
関節リュウマチに、防已の鎮痛作用を利用する。口渇・胸が苦しい・舌苔が黄膩・脈は滑数などの湿熱の症状をともなう疼痛に適している。
【性味】 味は苦・辛、性は寒
【帰経】 膀胱・肺経
【処方】 疎経活血湯、防已黄耆湯
【用量】 5~15g
【使用上の注意】 自汗・口渇・口が苦い・盗汗など陰虚の症状があるときは、用いない。脱水のおそれがあります。
【産地】 日本(四国)、中国
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