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当帰芍薬散

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散●「当帰芍薬散」は、漢方の古典といわれる中国の医書『金匱要略[キンキヨウリャク]』の婦人妊娠病、婦人雑病に収載されている薬方です。

●貧血ぎみの方の足腰の冷えや肩こり・むくみなどに効果があります。

製品名称 当帰芍薬散料エキス顆粒クラシエ
参考価格
成分 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中
当帰芍薬散料エキス粉末・・・2,500mg
〔トウキ・センキュウ各1.5g、ブクリョウ・ビャクジュツ・タクシャ各2.0g、シャクヤク3.0gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。
効能 比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満・・・服用しないこと
販売サイト

当帰芍薬散(煎じ薬)・ K144(薬局製剤)

当帰芍薬散料は、「金匱要略」に収録されている、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭痛、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみに用いられる漢方薬です

製品名称 当帰芍薬散(煎じ薬)・ K144(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 芍薬・茯苓・朮・沢瀉各4.0;当帰・川芎3.0
効能 比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸等を訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭痛、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
15未満 服用しないこと
販売サイト 当帰芍薬散煎じ薬 30日分 の通信販売(通販)【ナガエ薬局】

当帰芍薬散中医処方解説

皮膚につやがない・頭がボーッとする、頭痛・手足のしびれ感・筋のけいれん・月経量が少い・月経が遅れる・月経痛などの血虚の症候に、食欲不振・疲れやすい・顔や手足のむくみ・頭が重い・腰や四肢の冷え・頭痛・泥状~水様便・白色帯下・尿量減少などの脾虚湿性の症候をともなうものに使用します。舌質は淡紅で胖大・舌苔は白・脈は軟滑あるいは細。

処方名 当帰芍薬散
効能 補血活血・健脾利水・調経止痛
解説 当帰・芍薬は、滋養強壮作用により、体を栄養、滋潤し、内分泌機能を調整します(補血)。

当帰・川芎は、血管拡張により血行を促進し(活血)、体をあたためます。

当帰・芍薬・川芎は、子宮筋の収縮を調整し、内分泌機能を調整して、月経を調整します(調経)、また、鎮痙、鎮痛に働きます(止痛)。

白朮・茯苓・沢瀉は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収し利尿作用によって排除します(利水)。これにより、浮腫を消退し下痢をとめます。

白朮・茯苓は、消化吸収を強めます(健脾)。
治療の現場から 悪心、嘔吐あるいは、ゆううつ感などをともなうときには、半夏厚朴湯を合方します 。腹痛、下痢が強ければ、人参湯・六君子湯を合方します 食欲不振、疲れやすい、元気がないなど気虚の症候が強いときには、人参湯・六君子湯・補中益気湯などを合方します 瘀血証が強ければ、桂枝扶苓丸と合方します
臨床応用 貧血症、咳軌半身不随症、脱肛、腹痛、つわり・不妊症、流産癖、月経困難・帯下、浮腫、習慣性流産、婦人月経不順による諸病、月経痛・更年期障害・妊婦浮腫・慢性腎炎。