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小青竜湯

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

小青竜湯「小青竜湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』に収載されている薬方です。
うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出る方の感冒、アレルギー性鼻炎、花粉症などに効果があります。

製品名称 小青竜湯エキス顆粒Aクラシエ
参考価格
成分 成人1日の服用量3包(1包2.0g)中
小青竜湯エキス粉末・・・5,200mg 〔マオウ・シャクヤク・カンキョウ・カンゾウ・ケイヒ・サイシン・ゴミシ各3.0g、ハンゲ6.0gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する
効能 体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満・・・服用しないこと
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小青竜湯料(煎じ薬)・ K104(薬局製剤)

小青竜湯は、「傷寒論」・「金匱要略」に収録されている、喘息・鼻炎・咳等に用いられる漢方薬です。

半夏6.0;麻黄・芍薬・桂枝各3.0;細辛・乾姜・甘草・五味子各2.00;甘草1.5
製品名称 小青竜湯(煎じ薬)・ K104(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 半夏6.0;麻黄・芍薬・桂枝各3.0;細辛・乾姜・甘草・五味子各2.0
効能 気管支炎、気管支喘息、鼻水、うすい水様の痰を伴う咳、鼻炎
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
14才~7才 大人の2/3
6才~4才 大人の1/2
3才~2才 大人の1/3
2才未満 大人の1/4
を1回とし1日2回服用
3カ月未満 服用しないこと
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小青竜湯中医処方解説

寒冷によるうすい水様性の喀痰や鼻水、四肢や背部の冷え、または悪寒,頭 痛など感冒の咳吸 気管支炎、喘息、寒冷によるアレルギー性鼻炎に用いられます。。

処方名 小青竜湯
効能 辛温解表・温肺化痰・平喘止咳・利水
解説 麻黄・桂枝・細辛は、悪寒、発熱、頭痛、身体痛などの表寒に対し、発汗・解熱に働いて緩解させます(辛温解義)。
また、利尿に働きます(利水)。
麻黄・細辛・半夏・五味子は、鎮咳、痍の抑制に働く(止咳・化痰)。
乾姜・細辛・桂枝・麻黄は、血管拡張により血行を促進し、体をあたためる(温肺)。 芍薬・五味子は、滋養強壮作用により体を滋潤、栄養する。
麻黄は、気管支平滑筋のけいれんを緩解し、呼吸困難、喘鳴をしずめる(平喘)。
五味子も平喘に働く。芍薬・甘草は、筋けいれんを抑制する。五味子の収れんの効能と、乾姜・細辛の発散の効能を組み合わせ、相互の行き過ぎを抑える。
治療の現場から 喘息発作あるいは浮腫には、五虎湯と合方します。
元気がない、疲れやすい、食欲不振など気虚を呈するときには、六君子湯や補中益気湯を合方します。
アレルギー性鼻炎で透明の鼻水がある場合に麻黄附子細辛湯と合方します。
使用目標は、 上腹部の胃のあたりである心下部ので振水音を訴える人が多い
※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
臨床応用 感冒・インフルエンザ・気管支炎・気管支肺炎・肺気腫・気管支喘息の発作期などで、表証をともなう寒痰の喘咳を呈するもの。あるいは急性腎炎の初期などで風水を呈するもの。アレルギー性鼻炎などにも用います。