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独活寄生丸

独活寄生丸(どっかつきせいがん)

防風通聖散●疲れやすくて、下肢が冷えやすい方の腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛みに効果があります。独活寄生湯・健歩丸とも言います。虚弱体質の人の神経痛に用いられます。筋肉や骨を丈夫にし体を温めながら痛みを改善します。

製品名称 独活寄生丸
成分 成人1日の服用量2包(1包3g)中
独活寄生丸エキス粉末・・・4,800mg
〔ブクリョウ・ジオウ・ショウキョウ・ゴシツ・ボウフウ・シャクヤク・ケイヒ・カンゾウ・サイシン・センキュウ・トウキ・ソウキセイ・トウジン・トチュウ・ジンギョウ各1.03g、トウドクカツ1.55gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。
効能 疲れやすく、下肢が冷えやすいものの次の諸症: 腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛み
用法用量 次の量を1日2回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1包
15才未満 ・・・・・・服用しないこと
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独活寄生丸中医処方解説

気血両虚・肝腎不足の風湿寒痺四肢の遊走性のしびれ痛み・冷え・運動障害軽度の浮腫などの風寒湿痺の症候に、疲れやすい元気がない、食欲不振、顔色が悪い・頭がふらつく・皮膚につやがない・腰や膝に力が入らないなどの気血両虚・肝腎不足の症候を伴うものに用います。脇痛・月経痛・下腹部痛などをともなうこともあります。舌質はやや淡紅・舌苔は白薄・脈は細弱。

処方名 独活寄生丸
効能 袪風湿・散寒・補気血・益肝腎・活血止痛
解説 独活寄生丸は補気剤の四君子湯(しくんしとう)、補血剤の四物湯(しもつとう)が配合されて処方です。

袪風湿の独活・細辛・秦艽(シンギョウ)と袪風湿・益肝腎の桑寄生・杜仲・牛膝および散寒の川芎・桂枝で、風寒湿の邪を除き止痛します。

補血の当帰・芍薬・地黄と補気健脾の人参・茯苓・甘草で、気血を補い抵抗力をつけます。

袪風湿と補益の効能を兼ね備えており、陳旧性で肝腎不足・気血両虚の痺証に適用します
治療の現場から 冷えが強いときは、人参湯四逆湯などを合方します。
臨床応用 慢性関節炎・慢性肩関節周囲炎・慢性腰痛症・座骨神経痛・頸骨腕症候群・慢性関節リュウマチなどで気血両虚・肝腎不足の風寒湿痺を呈するものに使用します。