医薬品との飲み合わせ

美肌にダイエットにアンチエイジングー

今や、女性のライフスタイルにサプリメントは欠かせないもの。でも、医薬品との併用で、思わぬ相互作用をもたらすケースがあるのをご存知でしたか? 基本的な知識を身につけ、自己責任において上手に使用すれば、サプリメントは、より活用することができます。 

サプリメントは自己責任で使用するもの

医師からもらった処方せんに基づく医薬品のことなら、薬局薬剤師から詳しく、他の医薬品との相互作用や食品との関係、また食養生や生活習慣対策などの説明をしてもらうことができます。
 しかし、サプリメントは、そのようなわけにはいきません。基本的なことを自ら学んでいくことが、必要とされる場合もあるのです。
 そもそも、サプリメントは、上手に摂取すれば、健康作用の高まりを期待できます。
 しかし、逆に、医薬品の効果を弱めたり、思わぬ副作用を起こしてしまうこともあるのです。 

吸収と代謝の部分でもっとも影響を受ける

医薬品も、サプリメントも、体内に入ってから出るまでは、同じように処理されます。では、どのように?腸から吸収され、小腸や肝臓、腎臓で代謝され、排泄されるのです。このうち医薬品やサプリメントが最も影響を受けるのは、吸収と代謝の部分で、具体的には小腸から吸収されるときと、肝臓を通るときになります。実は、サプリメントが、小腸と肝臓にある代謝酵素活性を変化させることによって、医薬品の効果を上げたり下げたりするのです。
 特に有名なのが、セントジョーンズワートというサプリメント。セントジョーンズワートは、肝臓の薬物代謝酵素・チトクロームの活性を上げるために、医薬品の分解が促進され、結果的に、医薬品の効果に変化が現れることがあるのです。
 セントジョーンズワートに関して言えば、医薬品との併用は避けたほうがいいでしょう。そこで、サプリメントと医薬品の主な相互作用をまとめておきましたので、参考にしてください。