心と血が不足する心肝血虚に適した 人参養栄湯か天王補心丹と六味丸の合方
肝血虚が長びくと、母にあたる肝の病変が子にあたる心におよびます。この「心肝血虚」の状態では、肝血虚の症状に加え、心血が不足する心血虚による動悸・顔につやがない・眼に力がない・脈が細あるいは結といった症状と、心神が十分な栄養を得られないためにおこる、眼に輝きがない・不安感・不眠・物忘れ・気持ちが落ち着かない・悲しい気持ちになりやすいなどの症状がみられるようになります。
治療は、脾の働きを高めて心血を補い、精神を安定させる「人参養栄湯」か、心血や津液を補って精神を安定させる「天王補心丹」に、肝や腎の血や津液を補って熱を冷ます「六味丸」を合わせたもので行います。心血を補って精神を安定させ、熱を除いてイライラをしずめる「酸棗仁湯」に六味丸を合わせたものや、脾の働きをととのえ、心の働きを補って精神を安定させる「甘麦大棗湯」に、肝血を補いながら流れをととのえる四物湯の合方もいいでしょう。
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