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漢方薬で女性の悩み応援します

陰部のかゆみ
  陰部がかゆくなる原因としては、外陰炎、膣炎、湿疹、じんましん等の外陰や膣の病気と糖尿病、肝炎等の全身の病気があります。それぞれの病気が原因となっている場合には、まずそれぞれの病気の治療を優先するのが原則ですが、いくら検査しても原因となる病気がみつからない場合もあり、この様な時には、陰部O痒症として診断されます。

東洋医学では、陰部は肝系が走行する部位であり、肝の病態としてとらえています。ですから精神的ストレスや悩み等に起因して現れると考えられています。

陰部に強いかゆみがあり、いらいらして、口が粘る、尿が濃い、臭いのある帯下、陰部のびらん等、湿と熱が結びついた湿熱が陰部に下注して発生します。原因である精神的ストレスや悩み等が停滞すると、熱に変化して行きます。そしてそれが、体の中の内湿と結びついたり、飲食の不摂生で湿が代謝されず、熱と結びついて湿熱が発生します。特に最近の酷暑による水分の摂取過多は、より湿の発生が増長されます。また、生理時や産後の不潔や性交に伴っても湿熱の邪が陰部にかゆみを生じさせることも考えられます。

湿熱の邪を除く治療法を“清熱利湿”といい、肝系に沿って下注した湿熱を除く竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)が適用されます。

   
陰部のにおい(陰部の臭い)
  外陰、膣、子宮頚管、子宮等の女性性器の内側は粘膜でおおわれており、表面は粘膜内の細胞から分泌される液で絶えず潤されています。この分泌液が病的に増えて膣の外に排出されるようになった状態を“こしけ”または“おりもの”といい、正式には帯下といいます。 

色が着いていたり、濁っていたり、特に量が多かったり、臭いが異常であったり、かゆみ等を伴うものは「帯下病」と呼ばれる病態です。

臭気を伴う帯下は、現代医学では、トリコモナス・カンジタ・細菌等の感染症に相当しますが、生理用品を長時間使用したままにしておいても、細菌が感染し易く、悪臭のする帯下になることがあります。

東洋医学では、生理時や産後の外陰部の不潔や性交によって湿熱の邪が侵入したり、飲食の不摂生によって生じた湿熱の邪が下注したりして発生すると考えられており、多くは非常な不快感を増します。

湿熱の邪を除くことに重点を置きますので、茵ちん蒿湯(インチンコウトウ)と五苓散(ゴレイサン)を併せて用います。また、外陰部や膣内を蛇床子(ジャショウシ)、苦参(クジン)、黄柏(オウバク)等の生薬の煎湯で洗浄することもあります。

   
子宮筋腫について
  筋腫は子宮の筋細胞が大きくなる疾病で、30〜50才に多く見られる良性の腫瘍です。その発育・成長には卵巣ホルモンが深く関与しているといわれています。

東洋医学では、下腹部に脹満感や疼痛を覚える事を、「積聚(セキジュ)」といって、その性質によって「積(セキ)」と「聚(ジュ)」に分けられます。「積」とは有形で明確な腫瘤で、固定していて移動しないものをいい、「聚」とは無形で凝集したり分散したりし、移動するものをいいますが、明確に区別できないために、併称して「積聚」とよんでいます。

筋腫の治療は、その大きさと発生部位によりますが、大きさが4〜5cm以下の場合が、漢方治療での可能な範囲と考えられており、大きくなればなるほど、漢方のみでは困難でむしろ手術療法と術後の漢方療法が望ましいと考えられます。

出血のある場合は、止血(シケツ)を優先し、出血のない場合は血流を促す活血化お(カッケツカオ)と腫瘍を取り除く消腫(ショウシュ)にて治療して行きます。止血化おの働きのある田七人参(デンシチニンジン)、活血化おとして桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、さらに消腫に働くヨクイニンを併せて用います。

   
子宮内膜症について
 

子宮内膜組織がなんらかの原因で、本来あるべき所以外の場所で発育・増殖することをいいます。子宮内膜は卵巣からのホルモンに反応して増殖し、生理時には内膜がはがれて出血が起こります。同じように子宮の内側以外の場所の内膜組織も増殖し、生理時には出血を起こし、様々な自・他覚症状を現します。

子宮内膜症の特長は強い生理痛や下痢の他、生理時以外でも起こる腹痛等であり、不妊症の原因にもなります。

東洋医学では、その発生機序の多くはストレスによるものと考えられていますが、長く続いたり、生理時や産後に外邪を感受したり、生冷の飲食を過食したりするために血お(ケツオ)が発生することが原因と捉えられています。

治療は発生した血お(ケツオ)を除くことに重点をおきますので、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)あるいは桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)を用い血流を促します。また精神的ストレスが強い場合には、抑鬱感を取り除き、血流を促す冠脈通塞丸(カンミャクツウソクガン)を用います。

   
五月病
 

毎年ゴールデンウィークを過ぎた頃から急に元気がなくなり、遅刻や無断欠勤を繰り返すサラリーマン・OLがみられます。このような「五月病」を訴える方が5〜6月にかけて増えて参ります。「五月病」は正式な病名ではありませんが、症状からみますと「慢性疲労症候群」と同じ疾患と考えられます。この疾患の特長をみますと、気の巡りが悪く、こもってしまった状態と理解できます。これを肝欝気滞と称しますが、この肝欝気滞から化熱して熱証を呈するものや衛気の低下を来し易感冒を呈するものがあります。

少陽枢機を疏通して気の巡りを良くし、鎮心安神させる柴胡加竜骨牡蠣湯が用いられます。

   
膀胱炎
 

膀胱炎は東洋医学では、淋証(リンショウ)とよびその症状あるいはどういう時に発症するかにより、いくつかの種類に分別しています。排尿時に焼け付くような痛みを伴うものを熱淋(ネツリン)、血尿を伴うものを血淋(ケツリン)、尿路結石をともなうものを石淋(セキリン)、過労によって発症するものを労淋(ロウリン)とよんでいますが、その病因は、膀胱に停滞する湿熱(シツネツ)という邪にあります。そしてそれが、初期の段階なのか慢性に移行しているのかによって治療法を分けています。

膀胱に停滞する湿熱は、細菌によるもの、飲食の不摂生によるもの、体質素因によるものによって形成されます。膀胱湿熱による淋証では、尿の色が濃く、排尿時に灼熱感がありますので、清熱利水・通淋する猪苓湯(チョレイトウ)を用います。血尿を起こしたりする場合にも、止血効果のある猪苓湯を用います。また尿に濁りがあったり、排尿痛がひどい場合には、竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)が適しています。また服用期間が、長くなる場合には、これらの方剤に四物湯を併せて用います。

慢性に移行した膀胱炎は、何度も繰り返したり、疲れた時に発症したりします。また腰痛とか頻尿とかの症状をともなうことが多いようです。このような場合には六味丸(ロクミガン)を用います。

   
花粉症について
  花粉症は、鼻症状以外に眼、皮膚、気管支などに花粉の付着によって引き起こされます。

 症状としては“くしゃみ・水っぽい鼻みず・鼻づまり”が中心の「寒い鼻炎」と“眼のかゆみ・充血・粘い鼻みず”が中心の「熱い鼻炎」とに分かれます。

“くしゃみ”は、本来、外邪を外に追い払うための生理的な防御反応ですが、花粉症では、くしゃみが連発し必要以上に過剰に反応しているものです。これは、体表を防衛する陽気がスムーズに流れないため生理的な反応が爆発的に発生するのです。

“鼻みず”は、透明で多量なものは、寒(カン)や湿(シツ)としてとらえ、粘性で黄色のものは、湿が煮詰まったものとして捉えています。

“鼻づまり”は、湿が停滞し、むくみとなって鼻腔を塞いでいるか、肺気が充満し鬱熱となって鼻づまりを起こしているかのどちらかとして捉えられます。

“痒み”は、風(フウ)として捉えられますが、熱感を帯びることが多く、鼻がむずむずする症状が見られます。また熱が燥(ソウ)に変わってくるとヒリヒリする感じになります。

このように、花粉症といっても人によって症状が異なりますので、治療については、どんな症状が一番辛いのかにより、対応も異なります。ただし、上記のごとく、陽気を持ち上げて防衛力を高めるか、寒や湿を取り除くか、鬱熱をさまし肺気を巡らすか、潤いを与えて乾きを止めるかが、治療の原則です。

くしゃみやみずっぽい鼻みずの場合には、小青竜湯(ショウセイリュウトウ)が適用されます。くしゃみがひどく、さらに陽気を持ち上げ巡らす場合には麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)を加えていきます。鼻がつまる場合には小青竜湯加桔梗・石膏(キキョウ・セッコウ)が用いられます。眼が痒く、充血している場合には小青竜湯に茵ちん蒿湯(インチンコウトウ)を加えると眼の充血や涙目が抑えられます。ヒリヒリする場合には小青竜湯合麦門冬湯(バクモンドウトウ)が適用されます。

   
冷え症
  生理・妊娠・出産・授乳等女性の生理機能を正常に維持するためには、女性は身体を冷やさない様に生活上の工夫が必要です。しかし働く女性の職場や生活環境あるいは過度なダイエットや足元を冷やしやすい被服、冷たい飲料の簡単な取得(とりあえずビール、冷たいボトル茶・牛乳など)等の要因が主な問題点として取り上げられます。

東洋医学では体温の維持は、陽気(ヨウキ)の温煦作用(オンクサヨウ)によるものであり、冷えの症状が発生するのは何らかの原因によってこの陽気の温煦作用が障害を受けたり、陽気の運行が阻害されたりして発生すると考えられています。

冷え症によく用いられる方剤に「温経湯(ウンケイトウ)」があります。温経湯は十二の薬味から構成されており、その方剤名の通り温養調経の常用法で、冷え症以外に生理不順、不正出血、生理痛など生理に関する様々な疾患に応用されています。また不妊症のファーストチョイスとして広く愛用されています。

   
加味逍遙散カミショウヨウサン)について
  逍遙散(ショウヨウサン)に血熱を清し心肝の火を瀉す牡丹皮(ボタンピ)と三焦の火を瀉す山梔子(サンシシ)を加えたもので、主治は肝鬱血虚で化火したものに適用される。 逍遙散は調和肝脾の常用方であり、疏肝解鬱、健脾和営の効果があり、胸脇の痛み、寒熱往来、頭痛目眩、口燥咽乾、精神的疲労、食少、生理不順、乳房脹痛で、さらに化火しているためイライラ・怒りっぽい・顔面紅潮をともなうものである。
肝は“陰を体とし、陽を用とす”といわれ肝の陰血をもとに陽気が作動し、肝陰の柔潤によって肝陽の剛強を抑制し和らげている。肝の陰血が不足すると肝陽を抑制することができず疏泄が失調して剛急の症候が現れやすくなるので肝の陰血を補うことにより肝陽を調整する治法がよく使われこの方法を柔肝と称している。

このような方に、
ストレスを受けると生理通がひどくなる。
以前から手足の冷えに悩まされている。
顔が急にほてることがある。
ライフスタイル
ストレスがかかりやすい生活環境にいる。
几帳面で精神的に落ち込みやすい。

はたらき
自律神経の機能を調整して精神的ストレスを和らげるとともに、血行を促進しながら体に元気をつけます。「体の中に溜まっている“モヤモヤ”を晴らしてくれる漢方薬です。」

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