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更年期障害


更年期障害


更年期障害
  イライラやのぼせ、めまい、肩こり、頭痛、不眠、腰痛、目の疲れや目のかすみ――。 40代から50代にかけての2〜3年の間、個人差はあるものの、女性なら誰もが通らなければならない更年期障害。加齢に伴う一症状だけに、女性にとってはとてもデリケートな悩みです。 漢方処方でつらい症状を取り除き、不安な更年期を健やかに乗り切りましょう。

更年期障害とは女性の更年期(性成熟期から老年期へ移行する時期)に起こるさまざまな不定愁訴症候群(肩こり、不眠、頭痛、腰痛、イライラなど)を指します。40代から50代にかけての2〜3年間に、症状の個人差はあるものの、更年期障害は誰もが経験するといわれています。
 性成熟期から更年期になると、卵巣機能が低下し性ホルモンの分泌が減少するようになります。そのため内分泌機能が失調し、それに伴って自律神経の失調状態を招きます。その結果、不定愁訴が起こりやすくなるのです。

   
更年期に注意したい様々な疾患・症状
  循環器疾患
  女性ホルモンのエストロゲンは、肝臓の悪玉コレステロール受容体を増加させ、肝臓での悪玉コレステロールの取り込みを促進させます。そして、取り込んだ悪玉コレステロールを胆汁に合成して腸に分泌し、悪玉コレステロールを低下させるのです。

また、善玉コレステロールはエストロゲンによって増加します。さらに、エストロゲンは、血管にも作用し、血管を動脈硬化から守ってくれます。 したがって、更年期にエストロゲンの分泌が低下してしまうと、動脈硬化を促進する悪玉コレスロールは増加し、抗動脈硬化作用のある善玉コレステロールは減少します。
以上の条件が重なることで、閉経以降の女性には動脈硬化が起こりやすくなるのです。
  骨粗鬆症
  加齢による骨組織の老化が基盤となり、それにカルシウムの代謝や内分泌の変化が加わって、骨の量が減少してきます。もちろんカルシウムの摂取不足も原因のひとつです。骨の組成は正常ですが、骨が軽石のように密度が粗くなり、もろくなってしまいます。

とくに多くみられる症状は、腰や背中が重く感じたり痛んだりする慢性的な腰痛です。骨がもろくなっているために非常に骨折しやすいことも、この病気の特徴です。軽い外傷でも背骨などに圧迫骨折をきたし、急性の腰痛や背部痛を起こします。
  肥満
  肥満とは必要以上の脂肪を蓄積した状態であり、単に体重が重いことではありません。女性のエネルギー摂取量をみると、30歳代まではエネルギーが不足の状態ですが、40歳代以降は過剰摂取となっており、肥満を起こしやすい状態です。 閉経後はエストロゲンの減少により、さらに肥満が助長され、生活習慣病になりやすい肥満体型に移行していきます。

そもそも、エストロゲンは、出産に備えて過剰なエネルギーを、太もも・尻・胸に蓄えます。それがエストロゲンの減少する更年期になると、余ったエネルギーを、内臓に脂肪として蓄えるようになるのです。内臓に脂肪を蓄えた内臓脂肪型肥満では、糖尿病、高血圧、高脂血症、心疾患など、生活習慣病の発生率が高くなります。そこで、更年期からの肥満は、見た目の体重コントロールだけではなく、生活習慣病予防のための体重コントロールも必要になるのです。

肥満の治療は、摂取エネルギーの減少と消費エネルギーの増大がカギ。前者には食事療法と行動療法、サプリメント療法があり、後者には運動療法とサプリメント療法があります。
  排尿障害
  更年期と加齢によるエストロゲンの減少により、骨盤底筋群、筋膜が弾力性を失い、脛粘膜の萎縮、尿道ぼうこう粘膜の萎縮などが加わります。尿失禁や頻尿、排尿時痛などの排尿障害が始まるのもこの時期です。

閉経後に生じる尿失禁は、大多数が腹庄性尿失禁と切迫性尿失禁、あるいはその両方によって起こります。 腹庄性尿失禁は、尿道が下がり、咳やくしやみによる急激な腹庄の上昇により、ぼうこう内圧が外尿道括約筋の力を上回ることで起こります。 一方、切迫性尿失禁は、突然の尿意に対して抑制が困難な状況に加え、エストロゲンの減少による尿道ぼうこう粘膜の委縮も原因のひとつです。

これらの排尿障害に対する改善・治療は、その症状により異なるため、排尿障害がどのような状況で発生しているのかを、医師、および薬剤師にしっかり説明することが大切です。
  自律神経失調症
  卵巣機能の低下などにともなって自律神経の働きが乱れ、その結果として不定愁訴があらわれる自律神経失調型の場合は、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロゲン)を補充します。

更年期の心理的ストレスによる心因性の不定愁訴に対しては、心理療法(精神療法)を基本に精神安定薬、ときには自律神経調整薬が用いられます。

カウンセリングによる心理療法が主体となります。これによって病気の裏に隠されている心理的問題に気づかせ、患者自身の治そうとする力を引き出します。
生活や家庭環境に大きな原因がある場合は、環境を改善していくことが必要となります。
生活上の注意
  更年期の年齢になり、それらしい症状があらわれたからといって更年期障害と決めつけてしまうのは問題です。

更年期は年齢的にも体力の衰えが進み、がんや高血圧、心臓病などのいろいろな病気になりやすい時期なので、明らかな病気があるかよく調べる必要があります。

発汗がひどい、動悸がするといった症状が心臓病の徴候であったり、腰痛が実は骨の病気の症状だったりします。からだの不調を更年期によるものと自己判断してしまうと、ほかの重大な病気を見逃すことにもなりかねません。

気になる症状があるときには婦人科の医師に相談し、原因をきちんと調べてもらうことが大切です。
   
更年期障害の主なサプリメント
 
イソフラボン EPA(エイコサペンタエン酸)
キトサン ギンコライド
食物ステロール チェストツリー
DHA(ドコサヘキサエン酸) ニンニク
ビタミンE ブラックコホシュ
ローヤルゼリー 紅麹
マカ 松樹皮ポリフェノール



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