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汎用用語解説

気と血の役割 気の滞り 血の滞り
脾胃とは 肝とは 脾胃と肝の関係
肺と皮膚の関係 熱性の便秘 夜間の頻尿
肝と血の関係 頻尿と熱 気の固摂作用
三焦とは 腎の働き 腎の中の陰と陽
心の働き 湿熱の邪 脾胃と湿熱の関係
心と小腸と膀胱の関係

気と血の役割

「血」には、からだに栄養と潤いを与える働きがある。また、「気」がからだの生理機能を活発にするのに対して、血はからだを静かな状態に保つ機能がある。血を蓄えたり、成分を調節したりする臓器は「肝」。

気の滞り

痛みの特徴・・・脹っている。

部位・・・痛む部位があちこち移動する。

経過・・・こりが出たり消えたりする。比較的急性が多い。

血の滞り

痛みの特徴・・・硬い。押すと痛む。

部位・・・同じ場所がチクチクと刺すように痛む。

経過・・・こりが続く。慢性。

その他・・・痛む部位の毛細血管が浮き出て、皮膚が暗紅色になる。肩以外の筋肉も痛む。舌の色が紫に近いくらい色。唇が黒ずむ。

脾胃とは

胃腸・膵臓・肝臓・胆嚢・小腸など、消化器系の臓器の働きすべてをさす。「気の生産工場」ともいえる臓腑で、飲食物から吸収した栄養分を気に変えて、からだじゅうにめぐらせている。脾胃の機能が低下すると気を十分に生産できず、また余分な水が体内に停滞してしまう。

肝とは

喜び、怒り、哀しみなど、精神情緒面をつかさどる臓器。血を蓄え、血液の循環の調節を行っている。また、筋肉の動きを管理する働きもある。そのほか、自律神経系、ホルモン系、内分泌系、栄養代謝系、胆汁の分泌、肝臓の機能の一部、女性の生理機能といった幅広い働きを含んでいる。

脾胃と肝の関係

脾胃と肝は相互作用があるため、どちらかに機能低下があると他方にも影響を与えやすい。

肺と皮膚の関係

皮膚は、五臓のなかでは肺と最も関連が深い。肺は、防衛力(衛気)を皮膚にめぐらせることによって、皮膚呼吸や発汗をコントロールしている。この肺の機能が失調すると、皮膚が細菌に侵されやすくなる。

肝と血の関係

肝には、血を蓄えたり、血の成分を調節する働きがある。そのため、何らかの理由で血液が不足すると、肝に影響がおよび、肝の機能が低下すると、血の機能や量に問題が起こる。

熱性の便秘

便秘には、熱が原因となるものと、そうでないものがある。治頭瘡一方は、腸に熱がこもっている場合には有効だが、冷えや腸の機能低下が原因で起こる便秘には合わないので、注意が必要。

夜間の頻尿

中医学の基本概念である陰陽五行説では、活動的、明るい、熱いなどの性質を持つものを「陽」、静的、暗い、冷たいなどの性質を持つものを「陰」と分類している。一日を陰陽に分けると、昼は陽、夜は陰に属する。そのため、体内の陽(腎陽)が不足して、相対的に陰(腎陰)が強くなっている人は、陰の時間である夜間に症状が現れやすくなる。

頻尿と熱

熱が高いと脈が速くなり、冷えると脈が遅くなることでもわかるように、何かが頻繁であることは「熱」、間遠であることは「寒」と関係が深いという考え方がある。

この理論から、中医学では、頻尿は熱がからんで起こるものが多いと考えている。

気の固摂作用

気にはさまざまな機能があるが、頻尿に最もかかわりが深いのは、尿が体外に漏れ出さないようにする「固摂作用」という働き。気が不足して、この機能が低下すると、尿意が我慢できずに頻尿になったり、尿失禁を起こしたりする。

三焦とは

 水分代謝にかかわる中医学独特の概念。取り入れた水分が代謝されるときに通る道をさす。なお、三焦は気や火(熱)の通り道でもあり、機能を調節しているのは腎である。

腎の働き

 腎は、人間の成長や発育、生殖器や老化をつかさどる臓器で、生命エネルギーのおおもとである「精」を蓄えている。また、全身の水分代謝を調節し、排尿をコントロールしているため、膀胱とは密接な関係がある。

腎の中の陰と陽

 腎は、「水」と「火」からなっていると考えられている。水にあたるのが腎陰、火にあたるのが腎陽で、陰陽のバランスがとれているのが正常な状態である。腎陰は体内の水分や精をさし、腎陽はからだを温める原動力をさす。このうち、腎陽の働きが低下すると、腎陰の勢力が相対的に強くなり、からだが冷えたり、水分代謝に異常が起こったりする。

心の働き

 心という臓器には、ポンプ作用によって血液を循環させる働き以外に、意識や思考活動など、「こころ」の部分をつかさどる働きがある。そのため、こわい夢を見る、驚きやすい、眠れない、といった症状は、心にかかわることが多い。

湿熱の邪

水分や湿気(湿)と(熱)が結びついた発病因子

湿熱そのものが外部から体内に侵入する場合と、体内で発生した湿が熱される場合がある。体内に湿熱を持っている人は、外邪の湿や熱も受け入れやすい。

脾胃と湿熱の関係

体内で最も湿熱を生じやすい臓器が、消化・吸収を主る

脾胃。脾胃の湿熱が直接膀胱炎の引き金になることはないが、膀胱が過敏な状態になっていると、脾胃の湿熱の影響を受けやすくなる。

心と小腸と膀胱の関係

心は、小腸と密接な関係にあります。小腸は、胃腸が消化吸収した飲食物の残りから、さらに必要なもの(清)と不必要なもの(濁)を分ける働きがあります。必要なものは吸収し、不必要なもののうち、固形物は大腸へ、水分は膀胱に送っています。(泌別作用)そのため、心に生じた熱の影響で小腸の作用が失調すると、膀胱に送られる水分が混濁し、米のとぎ汁のような尿が出ます。